玄関に鍵をかけるのは常識です。
とは言えず、おそらく昭和初期頃の一般家庭では玄関の鍵どころか、戸も、窓も、掃き出し窓は特に、開けっぱなしだったのではないでしょうか。
無防備ではありましたが、縁側というコミュニケーションツールの一種がありました。
そこではお茶を飲みながら、他愛もない世間話で時間を過ごしていました。
治安が現在よりも良かったのかどうか分かりませんが、空き巣が入りやすくても、出入りしているところを近所の人に見つかりやすいとも言える状態でした。
ですが、現在ではあらゆる知能犯がいて、詐欺を働く人も多く、気易く人を招き入れられない時代になってきて、空き巣なんて軽い言葉では済まないような強盗もいたりします。
そこで、鍵の出番です。
鍵にも種類が多く、①住宅用、②住宅以外、③PC・スマホ用、④生活上
と取りあげてみます。
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住宅用

何よりも重要な箇所になります。空き巣も、なるべく家の中に入るのに手間のかからない状態の家を狙うといいます。無施錠が一番被害に遭うわけです。
玄関:①ドアノブなしシリンダー錠
②ドアノブ付きシリンダー錠
③引き戸用玄関錠
④ドア用補助錠(工事不要の補助錠):ワンドア・ツーロックにする
⑤オートロックタイプ(自動施錠・ハンズフリー・キーレスエントリードアロック
等と呼ばれます。):
●電源を必要とするタイプ:電子錠・電気錠(カードキー式・指紋認証式・暗証番号式・スマホとbluetoothで連携するスマートロック等)
勝手口:ドアノブ/レバーハンドルと一体型
引き戸:真鍮中折ネジ締鍵
窓:クレセント錠
補助錠(はいれメイト)・防犯アラーム
トイレ・浴室:内側からのみ施錠・解錠
非常時には、外側からコインなどで解錠可。
バリアフリーレバー錠(木製レバー)もあります。
門扉・郵便ポスト・机など様々な物に:南京錠
集合住宅の郵便ポスト:ダイヤル錠

住宅以外

住宅の建物以外にも、大切な物があります。
自転車:チェーン型・ワイヤー型(鍵式・番号可変式)
スーパーストア・マンション等の駐輪場の自転車が盗まれることがあります。
いつもの置き慣れている場所でも安心しないで鍵をかけましょう。
車・バイク:
シリンダータイプは鍵穴の中にあるピンと鍵山が一致することで鍵が回りエンジンがかかる仕組みです。シリンダー内の物理的なかみ合わせによって鍵が正しいかどうか判断しているため、複製されたキーさえあれば車内に侵入することはおろかエンジンをかけることもできてしまいます。
①ギザギザの刻み鍵
②ウエーブキーシリンダー錠(彫刻キー):凹みではなく、波状の溝が掘られています
③ワイヤレスキー:鍵を差し込まずにドアロックの開閉ができますが、エンジンの始動には従来通り機械式の鍵を使用しなければなりません。
④スマートキー:ドアロックの開閉だけでなくエンジンの始動もワイヤレスで行うことができます。
⑤イモビライザー:防犯機能のことで、単体としてはドアの開閉機能などはありません。ワイヤレスキーと組み合わされている場合がほとんどのようです。
この鍵はヘッド部分にイモビチップと呼ばれる小型のICチップが収納されています。チップに書き込まれているIDコードと、車本体に登録されているIDコードを照合し、一致した場合のみエンジンがかかる仕組みです。キーと車のIDが一致しない限り、エンジンはかかることがありません。
そしてIDは暗号化技術を使った膨大な組み合わせによるものなので、現在、複製は不可能とされています。
たとえ他人がキーを物理的に複製し車内に侵入したとしても、IDが一致する可能性がほぼゼロに等しいため、エンジンをかけて走らせることはほとんど不可能なのです。
高級車にはほとんど付けられていますが、以前、高級車・RV車が盗まれるという事件が多発していましたが、車ごと持ち去られると難しいです。こうなると、車庫の造りに工夫が必要となります。
オフィス・施設・工場など:
①グレモン錠(レバーハンドル)
②キーレスキー(メカニカルキー)電源不要の暗証番号タイプ
③電子錠・電気錠
PC・スマホ

PC・スマホには多量の個人データが入っています。企業のデータ漏れという事件もありますが、個人の立場でも相当気を使っていかなければなりません。
自分自身の損失だけではなく、データとして入っていた他人を無意識のうちに巻き添えにしてしまうことさえあります。
ノートPC固定用:セキュリティワイヤー
①南京錠タイプ②ダイヤル錠タイプ③シリンダー錠タイプ
会議やセミナーなどで机にノートPCを置いたまま離席をする際に、ロックしておくと安心です。
PC・スマホのロック:
①すべてを動作できなくする起動時のロック
パスワード・生体認証・パズルなど。
②アプリを勝手に開けられなくするセキュリテイロック
パスワード・生体認証
生活上

銀行口座のパスワード:
①ワンタイムパスワード(リアルタイムでその時だけの追加番号を銀行が送付してきた機器に連絡してきます。)
②2段階認証で追加パスワードをスマホなどに連絡してきます。
マイナンバーのパスワード:市役所などの自治体で設定申請します。パスワードを忘れると、再発行に時間がかかります。
買物先や様々な会員登録:パスワード設定
最近は、ネット購入の際に会員登録が必須になることが多く、パスワード管理が煩雑になってきました。
無くした物を追跡:紛失防止タグ・Air Tag・迷子防止用小型GPS

防犯ブザー
何にでも鍵をかけると安心はできますが、使用再開時にいちいち解錠するのも不便です。
そこで、鍵をかけなかった場合の最大のリスクをイメージして、そんなに困らないか、自己解決できる場合に限り、無施錠もやむ無しにするかと思案します。
IT時代ならではの問題点
現代では、あらゆる物にパスワードを設定していますので、本人が亡くなった後のデジタル遺産としてのトラブルが心配になってきました。元気で面倒なことも処理できる内に、必要最小限の数のパスワードにして、パスワードリストを作成し、最後の時に見てもらえるようにしておきたいものです。
最近では、施設に入所されている方の手続きの際、マイナンバーのパスワードが不明で、ましてや本人は手続きをすることもかなわず困っているということがありました。
後見人制度をもう少し使いやすいものにできれば良いのですが、悪用する人もいるので難しい問題です。



